障害のある方のあたり前の生活を支援します

京都市かしの木学園

お知らせ

2013年10月23日 更新
第2回就労移行支援事業所ネットワーク会議に参加してきました!

今年度2回目となる、就労移行支援事業所ネットワーク会議に参加してきました。

今回のテーマは「企業から支援者に求めるもの」で、実際に障害者を雇用している企業の担当者の講演を聞きました。
雇用した例をもとに、企業が求める人材や企業は支援者をどう見ているのか、何を求めているのかなど、私たち就労支援員には興味のある充実した内容でした。

企業が求める人材とは、職場のルールを守る、職場で一緒に働く人に迷惑をかけない、やる気や意欲が感じられる、指示されたことが出来るなど。
障害のあるなしに関わらず、一般社会における就労スキルが必要だと知りました。
面接や実習で重視されているところは、挨拶、身だしなみ、態度など基本的なところから、自分で考え答えようとする態度、報告・質問が出来るか、困った時には誰に相談するのか、などもありました。
全くもってその通りだと・・・聞いていて頷くばかりでした。

ここからが、私たち支援者には重要な部分のお話です。
面接や実習で訪問をするより前に、「見られている」ということです。
人事担当者との打ち合わせの電話応対やメール内容、応対の仕方など・・・
応募者を支援する人がどういう人か・・・ということです。
実際の面接で、応募者はスーツで支援者が普段着で来られたことがあったそうです。
企業側は、普段着の支援者が応募者だと思っていたとのことでした。まさか、支援者が普段着とは思わなかったとお話されていました。
他にも、複数の応募者で採用を迷う時は、「支援者で決める」とのことでした。
これは、支援者の社会性や雇用後の対応力を見ていて、他の企業も実際に判断材料にしていると意見が出ているようです。
私たちが実際に面接や実習に立ち会う際に、応募者と同じく挨拶や身だしなみ、態度のほかに、支援者の社会性や支援者が持っている本人の情報量など、細かく見られているということを改めて見直さないといけないと感じました。
(ちょっと背筋が凍る思いでした・・・)


雇用後も、定着支援として私たちは企業に赴くことが度々あります。
本人が困っていないか、悩んでいないかなどの情報を集め家族と会社のパイプ役になる、「何かあったらいつでも連絡して下さい」ではなく、何もなくても「何かないですか?」と積極的に会社へ行き、信頼関係を築くことも私たちの役割です。

企業からのお話を聞くことは、自分を正すきっかけにもなり良い刺激になりました。
自分の支援方法と一般就労という大きな流れの中で、どこまで通用するのか、対応できるのか、まだまだ勉強・経験することがたくさんあるなと痛感しました。


いざ実践!これからが楽しみです!



(支援員K、支援員Y)

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